11/05/2021

ブログに関するお知らせ

 こんにちは。公認会計士の山本です。

ところで、ご連絡が遅くなってしまったのですが、9月からNoteというサイトでブログをUPしています。https://note.com/yamamoto_cpa

例年、夏場は時間的に余裕ができるので、ブログを更新する頻度が高くなるのですが、今年は春から忙しい日が続き、しかも、それが私がやりたいことだったので、すっかりのめり込んでしまい、中々、ブログの更新ができませんでした。

とは言え、ブログを更新したいと思っていた頃、

大学時代の友人から、Noteというサイトがあり、彼もそこでブログを書いていて、なかなか良いという話があり、何が良いんだろう、と思い、書いてみたところ、

文を書きたい人、読みたい人のために、よく整備された環境ということが分かり、続けて幾つも書きたい気持ちになり、9月から今日迄で、既に11件もUPしてしまいました。

ということで、これまでに書いたものはここに置いておこうと思いますが、少なくとも、暫くの間は、新しい記事はNoteの方にUPしようと思います。

4/29/2021

キジの鳴かない春

こんにちは。公認会計士の山本です。

こんなことを気にしている人は殆どいないと思うのですが、私的には「どうしたのだろう?」と気になっていることがありまして、

それは、今年の春、これまで一度もキジの鳴き声を聞いていない、ということなんですね。いつもの年であれば、この時期、一日に何度も聞くくらいなのですが、

今年は声を聞かないばかりか、姿すら一度も見ていない訳で、

あれ程、普通にいた生き物が、突然、いなくなってしまう、というのは、非常に不安な気持ちにさせられます。

後、一応、日本の国鳥な訳ですし、桃太郎の家来になるくらい、身近な鳥でもある訳なので、もう少し話題になっても良いように思ったりもします。

4/21/2021

「行かなきゃ、釣れない」- 釣りが教えてくれること


こんにちは。公認会計士の山本です。

釣りが趣味でよく行くのですが、釣りというのは意外と奥が深く、生きていく上で役立つ知識を色々と授けてくれる、と思えることが多いので、少しずつ書いてみたいと思います。

今回は「行かなきゃ、釣れない」です。

当り前のことですが、魚は、釣り場に行き、糸を垂らさない限り、絶対に釣れません。行かなければ、魚が釣れる確率はゼロです。

4/20/2021

「東京23区でアメリカ全土が買える」と言われた頃、何をしておくべきだったか?


こんにちは。公認会計士の山本です。

私が大学に通っていた頃、日本はバブルの真っ只中にあり、「東京23区でアメリカ全土が買える」と言われていました。強烈な資産インフレが起きていたのだと思いますが、

ただ、以前、blogに書きましたが、1989年に北京からモスクワまで列車で行った時、乗り合わせた中国人から、「日本はスーパーパワーだ」と言われたのですが、今では考えられませんが、日本はインフレを差し引いても、そのくらい圧倒的な「力」を持っていました。

まあ、ただ、その後の展開は、1億2千万人の日本が相対的に落ちていくのは仕方ないとしても、一人当りの所得が全く増えていない、というのは、ホントの意味で落ちているのだと思います。

2/16/2021

日経平均3万円回復に思うこと

 こんにちは。公認会計士の山本です。

昨日、日経平均が306ヶ月ぶりに3万円を超えました。

私は1992年に銀行員として社会人生活をスタートし、それから28年、日経平均が一度も3万円を回復することのない中、社会人を続けてきましたが、昨日、日経平均が306ヶ月ぶりに3万円を超えたということを聞いても、全く嬉しさが湧いてくることはなく、むしろ、時間の長さ、失ったものの大きさを改めて感じました。

12/03/2020

「銀行員、公認会計士だから、株のことがよく分かっている筈」という誤解

こんにちは。公認会計士の山本です。


時々あるのですが、「銀行員、公認会計士だから株のことがよく分かっている筈」といったニュアンスのことを言われることがあります。

イメージ的には、実体のある仕事をしている人からすると、銀行も、公認会計士も、株も、人が汗水流して働いている実体のある仕事を、数字で捉え、何もしてないのに、自分たちより多く儲けている人、というイメージなのではないかと思います。

11/21/2020

佐藤食品工業株式会社(2814)

  シリーズ「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」第5回

こんにちは。公認会計士の山本です。

シリーズ(「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」)5回目は、佐藤食品工業株式会社という会社です。

会社のHPの社長挨拶には、企業目的「人類貢献」、企業目標「グローバルワン」とあり、かなり期待してしまったのですが、会社のHP、有価証券報告書、ネットのその他の情報を見ても、この会社が海外に出ていこうとしている様子は微塵も見られず、この会社の扱う製品・技術は、日本国内にしか市場が存在しないのだろうか?、という気持ちになってしまいました

11/15/2020

株式会社東京自働機械製作所(6360)

 シリーズ「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」第4回


こんにちは。公認会計士の山本です。

シリーズ(「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」)目は、株式会社東京自働機械製作所という会社です。この会社は包装機械をメインに、そこで培われた技術力があるからなのだと思うのですが、会社の製品群の区分では「生産機械」と呼んでいる、各種の生産ラインや組立機械、検査装置等も手掛けている会社です。

11/11/2020

社会人が会計の勉強を始める時、最初に知っておきたいこと

こんにちは。公認会計士の山本です。

30代になってから会計の勉強を始めようとしても、日本で会計の勉強の入口になっている簿記の勉強が、「理屈はいいから、これを覚えろ、あれも覚えろ」式の勉強なので、一度、社会人を経験し「なぜ、そうするのか?」とか、「何の役に立つのか?」という思考に慣れてしまった人には、なかなか馴染めないのではないか、といったことを以前、書きましたが、30歳過ぎ、社会人が会計の勉強を始めると

11/09/2020

「後はコピーするだけ」

こんにちは。公認会計士の山本です。


今回のブログのタイトルは、今年、最も印象に残った言葉です。

どういう時に聞いた言葉かと言いますと、海外に子会社を何社か持っている、日本のとあるメーカーさんに私が、その中の最大の子会社の統治方法について助言していた時、先方の海外事業の責任者の方から聞いた言葉で、

11/06/2020

株式会社ナカボーテック(1787)

 シリーズ「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」第3回


 こんにちは。公認会計士の山本です。

シリーズ(「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」)目は、株式会社ナカボーテックという会社です。この会社は様々な環境に設置されている施設や設備に使われている金属材料を、腐食から守る「防食」専業のエンジニアリング会社で、国内首位の会社です。

10/27/2020

リオン株式会社(6823)

 シリーズ「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」第2回


こんにちは。公認会計士の山本です。

シリーズ(「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」)2回目は、補聴器で国内シェアトップを誇るリオン株式会社です。東証一部上場の企業で、音響、振動技術の研究開発に強みを持ち、有価証券報告書の沿革欄には、「世界初の~」、「日本初の~」、「~を開発し、製造販売を開始」といった言葉がずらりと並んでいます。社名の「リオン」は「理学」の「リ」と「音響学」の「オン」から来ているそうです。

10/23/2020

高橋カーテンウォール工業株式会社(1994)

シリーズ「こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい」第1回


こんにちは。公認会計士の山本です。

四季報などを見ていると、こういう会社にはグローバルニッチトップ企業になって欲しい、と思える会社が幾つもあります。そういう会社について、「シリーズ『こういう会社にグローバルニッチトップ企業になってもらいたい』」というラベルを付けてUPしていきたいと思います。

10/22/2020

創業6年、23ヶ国で事業展開!

 こんにちは。公認会計士の山本です。


今日の朝、めざましテレビで、フィンランドの「ウォルト」という会社が、東京でフードデリバリーを始めることが紹介されていました。この会社は2014年創業で、23ヶ国、100都市以上で事業を展開しているとのことでしたが、

10/17/2020

ブログの引越

こんにちは。公認会計士の山本です。

このたびブログを引越しました。

6/24/2020

The Sound of Silence ー 歌詞の意味を考えずに聞き続けて30年

こんにちは。公認会計士の山本です。

サイモン&ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンス、学生時代から何百回、聞いたか分からないくらい聞き続けてきましたが、最近になって、ふと、この歌は何を歌っているのだろう、と疑問に思ってしまい、ここ1、2週間この歌のことばかり考えていました。

6/22/2020

マザーズ族 なぜ彼らは成功できたのか? 新規上場41人の素顔

こんにちは。公認会計士の山本です。

今回のブログのタイトルは、2007年4月に光文社から発行された、見た感じ、ペラっとした ペーパーバックのような本の名前です。私は発売直後にこの本(952円+税)を買い、まあ、こういう胡散臭い本を買うこと自体、何だかな、と思う人もたくさんいるのではないかと思いますが、私は結構、この手の本をこまめに買っていまして、そして、この本を隅から隅まで熟読し、今、見ると、日本M&Aセンター、MonotaRO、ジャパンインベスト・グループの3社のページに折り目が付いているので、多分「良いな」と思って、株を買うつもりになっていたのだと思うのですが、結局、この中から実際に買ったのは MonotaRO だけであり、それも 2009年4月になってからで、しかも1株だけという臆病者の投資を絵に描いたような投資だった訳ですが、

6/08/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い⑤ <日本企業に決定的に不足する点>

こんにちは。公認会計士の山本です。

グローバルに経営する力 
今回は、このシリーズの第一回で記載しました、日本企業に決定的に不足する点について考察していきます。端的に言えば、日本企業に欠けるものは、外人に任せても経営できる力です。ドイツの「隠れたチャンピオン企業」は、世界中に10ヶ所、20ヶ所、30ヶ所、それ以上の海外子会社を設け、各国の現地市場に参入しています。これは前々回のブログに書いた通りです。若し、これと同じことを日本企業が行おうとしても、日本企業の多くが採用する本社社員を派遣・駐在させる方法では、人的資源の豊富な一部の大企業を除くと、殆どの企業では対応し切れないと思います。この方法で対応できるのは、精々1、2ヶ国ではないかと思います。とすると、中小・中堅規模の企業が10ヶ所、20ヶ所、30ヶ所、それ以上の海外子会社を設けるにはどうすればよいか。ドイツの「隠れたチャンピオン企業」が行っているように、現地人材に頼らざるを得ないと思います。とすると、現地人材に任せ、それでも、きちんと経営ができるか。それができるかどうかで、結果が大きく分かれるのだと思います。

6/07/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い④ <どこが違うのか?>

こんにちは。公認会計士の山本です。

グローバルニッチトップとすることのできる技術の違い ー 裾野の広さ
前回のブログで、ドイツの隠れたチャンピオン企業が、どのように海外事業を展開しているのか、ご理解頂けたのではないかと思います。そして、私たち日本人の誰もが知るような隠れたチャンピオン企業が、身近に幾つもあることも分かって頂けたものと思います。そうしましたら今度は、そのうちの一社について、どのような製品を扱っているか、思い浮かべてみて頂きたいと思います。そして、その製品と同じ種類の製品を製造・販売している日本企業がないか調べてみて欲しいと思います。恐らく、同種同類の製品を出している日本企業があるのではないかと思います。その日本企業のホームページに行ってみると、その会社がどのように海外事業を展開しているか分かります。海外事業に関して比べてみると、恐らく、同じ製品を扱っていても、ドイツ企業がこれで、日本企業はこれか、という程の大きな差があるのではないかと思います。

6/06/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い③ <ドイツの隠れたチャンピオン企業について>

こんにちは。公認会計士の山本です。

海外で、現地企業・現地消費者に買ってもらうには
ところで、グローバルニッチトップになる、ということは、世界中で自社製品を買ってもらうことを意味します。では、どのような時に人は、外国企業の製品を買うでしょうか? 若し、同じような製品が外国企業と自国企業の双方から購入できるとするなら、多くの場合、人は自国企業の製品を選ぶのではないかと思います。

6/04/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い② <日本のグローバルニッチトップ企業とは?>

こんにちは。公認会計士の山本です。

日本のグローバルニッチトップ企業を数字で見てみると  
日本の「グローバルニッチトップ企業」とはどのような企業でしょうか? 言うまでもなく、特定のニッチな市場で、世界トップ、若しくはそれに次ぐようなシェアを獲得している企業です。ただ、それだけでは、具体的なイメージが湧きづらいと思いますので、昨年の6月に経済産業省が出した「グローバルニッチトップ企業の5年後の現状と課題」という報告を見ていきたいと思います。この報告は、2014年に「グローバルニッチトップ企業100選」として選ばれた企業の5年後の状況を追跡フォローしたものです。