4/21/2021

「行かなきゃ、釣れない」- 釣りが教えてくれること


こんにちは。公認会計士の山本です。

釣りが趣味でよく行くのですが、釣りというのは意外と奥が深く、生きていく上で役立つ知識を色々と授けてくれる、と思えることが多いので、少しずつ書いてみたいと思います。

今回は「行かなきゃ、釣れない」です。

当り前のことですが、魚は、釣り場に行き、糸を垂らさない限り、絶対に釣れません。行かなければ、魚が釣れる確率はゼロです。

なぜ、これが生きていく上で役立つ知識なのか、と言うと、実際に釣りをする人は分かると思うのですが、釣りが好きな人でも、意外と釣り場に行けなくなることはよくあることで、

その最大の理由は「どうせ行っても釣れない」です。

釣り場に行き、糸を垂らしても、魚は必ず釣れる訳ではありません。で、何度も釣り場に通い、悲しい日が続いたりすると、「どうせ行っても釣れない」という気持ちになります。ピクリともしない竿先を一日中、見ていると、大袈裟に聞こえるかも知れませんが、自分が全否定されたような気持ちにすらなります。

でも、それで行かなくなってしまったら、魚が釣れる確率は「0%」です。

とすると、必要なことは何か、と言えば、

釣れない時の心の持ち方だと思うんですね。

これは、株式投資とか、営業とか、長いスパンで見た時の人生に、そのまま当て嵌まることだと思います。

では、どうすれば良いか。

100戦100勝を望まない。

野球の打率ではありませんが、思い通りの結果になるのは3割くらい、と始めから割り切ってしまえば、10日行って7日は釣れないので、心の余裕度はぐっと増します。

一回あたりのコストを下げる。

例えば、家の前が海の人と、片道3時間掛けて釣りに行く人では、釣れなかった時のインパクトは全く違います。これは単に時間だけではなく、掛けたお金の大きさによっても、釣れなかった時の負担感は変わってきます。心(こころ)的な意味のコストをどのくらい掛けたかによっても変わってきます。なので、一回あたりのコストをなるべく下げることが重要になるのだと思います。

成功体験を大切にする。

私は 9.1㌔の真鯛を手釣りで上げたことがあるのですが、その日は朝から釣りをしていて、お昼近くまで一度のアタリすらなかったのですが、そういう時に釣れたのがその鯛だった訳で、この時の体験は、その後の釣れない時の集中力の維持に恐ろしく貢献しています。可能性を信じる気持ちを持ち続けられるか、というのは大きいと思います。


ということで、今回の「釣りが教えてくれること」をまとめますと、

釣りに行かなければ釣れる確率はゼロ。しかし、釣りに行き続けることは意外に難しい。になります。