10/06/2017

学生時代にしておいて良かったと思うこと

 
こんにちは。公認会計士の山本です。
今月下旬、仕事で、ドイツのニュルンベルクに行きます。
ニュルンベルクは人生2度目、30年ぶりくらいなのですが、
一度目は学生時代、中国の北京から電車で、モンゴル、当時のソ連、ハンガリー、オーストリアを経由して辿り着いた時だったのですが、
それで思い出したのが、学生時代、今から思うと、やっておいて本当に良かった、と思うことが、
 ① この時の、電車(ディーゼル車)で、中国からモンゴル、ソ連、ヨーロッパと
   旅行したこと、
 ② 1980年代後半、中国のあちこちを、地を這うように、電車(ディーゼル車、
   機関車)、バスで旅したこと、
 ③ 1988年の夏、2ヶ月近く、アメリカをバスでウロウロしたこと、
です。
今、若し、それだけの時間があったとしても、絶対にそんなことはしないと思うのですが、
当時は、高校まで、国内旅行ですら、修学旅行くらいしか、行ったことがなかったので、
自分のいるところでない所が、どうなっているのか、見てみたいという好奇心が先立ち、
  ①は1月に北京を出発して最終的に日本に帰ってきたのが4月、
  ②は色々と行ったので何とも言えませんが、電車に乗っている時間で言えば、最も長い
  時で、84時間、上海からウルムチまで、ぶっ通しで電車に乗り続けていましたし、
  ③は西海岸のロサンジェルスからシアトル、東海岸のボストンからフロリダのキー
  ウェスト、中西部、ニューオーリンズ、テキサス、アリゾナと、飛行機は使わず、
  グレイハウンド(バス)に乗り続けていた訳で、
正に地面を這うようにしながら、ロシア、中国、アメリカを移動していました。
何故、これをしておいて良かったか、と言いますと、
前述の通り、今では、時間があっても、そんなことはしないと思いますし、
そもそも、そんな時間は取れないでしょうし、
何だかんだ言っても、実際に体験することは、後になって生きるので。
朝、起きて、凍りついたバイカル湖が見えた時は感動したが、結局、その日は陽が暮れるまで、ずっとバイカル湖だった。
しかも、ここは、この国の一番、南の端。なのに、こんな感じなんだ、という肌感覚。
滅茶苦茶、国土の広い中国。でも、殆どの地域が、水がない地域、という肌感覚。
バブル突入直前の88年。日本の地価の合計が、アメリカの地価の合計を上回っていると、日本が浮かれていた時、実際に移動しながら感じたアメリカは、全土に広がるハイウェイ網、
同じ国土が広いでも、ロシアや中国と違って、日本のような気候が、西から東まで広がっている豊かさ。
それと、それらの国の、飛行機に乗れないような人たちと、長い時間、一緒に過ごした経験。写真は殆ど残っていないのですが、忘れないですね。
因みに、そういう時、いつも、高校の時に使っていた地図帳だけを持っていました。
地球の歩き方は当時から有ったのですが、
旅行範囲が広いので、一冊ではカバー出来ませんでしたし、
次の行先は、電車の中、バスの中、辿り着いた場所で情報収集して決める感じでしたので。