6/24/2020

The Sound of Silence ー 歌詞の意味を考えずに聞き続けて30年

こんにちは。公認会計士の山本です。

サイモン&ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンス、学生時代から何百回、聞いたか分からないくらい聞き続けてきましたが、最近になって、ふと、この歌は何を歌っているのだろう、と疑問に思ってしまい、ここ1、2週間この歌のことばかり考えていました。

6/22/2020

マザーズ族 なぜ彼らは成功できたのか? 新規上場41人の素顔

こんにちは。公認会計士の山本です。

今回のブログのタイトルは、2007年4月に光文社から発行された、見た感じ、ペラっとした ペーパーバックのような本の名前です。私は発売直後にこの本(952円+税)を買い、まあ、こういう胡散臭い本を買うこと自体、何だかな、と思う人もたくさんいるのではないかと思いますが、私は結構、この手の本をこまめに買っていまして、そして、この本を隅から隅まで熟読し、今、見ると、日本M&Aセンター、MonotaRO、ジャパンインベスト・グループの3社のページに折り目が付いているので、多分「良いな」と思って、株を買うつもりになっていたのだと思うのですが、結局、この中から実際に買ったのは MonotaRO だけであり、それも 2009年4月になってからで、しかも1株だけという臆病者の投資を絵に描いたような投資だった訳ですが、

6/08/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い⑤ <日本企業に決定的に不足する点>

こんにちは。公認会計士の山本です。

グローバルに経営する力 
今回は、このシリーズの第一回で記載しました、日本企業に決定的に不足する点について考察していきます。端的に言えば、日本企業に欠けるものは、外人に任せても経営できる力です。ドイツの「隠れたチャンピオン企業」は、世界中に10ヶ所、20ヶ所、30ヶ所、それ以上の海外子会社を設け、各国の現地市場に参入しています。これは前々回のブログに書いた通りです。若し、これと同じことを日本企業が行おうとしても、日本企業の多くが採用する本社社員を派遣・駐在させる方法では、人的資源の豊富な一部の大企業を除くと、殆どの企業では対応し切れないと思います。この方法で対応できるのは、精々1、2ヶ国ではないかと思います。とすると、中小・中堅規模の企業が10ヶ所、20ヶ所、30ヶ所、それ以上の海外子会社を設けるにはどうすればよいか。ドイツの「隠れたチャンピオン企業」が行っているように、現地人材に頼らざるを得ないと思います。とすると、現地人材に任せ、それでも、きちんと経営ができるか。それができるかどうかで、結果が大きく分かれるのだと思います。

6/07/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い④ <どこが違うのか?>

こんにちは。公認会計士の山本です。

グローバルニッチトップとすることのできる技術の違い ー 裾野の広さ
前回のブログで、ドイツの隠れたチャンピオン企業が、どのように海外事業を展開しているのか、ご理解頂けたのではないかと思います。そして、私たち日本人の誰もが知るような隠れたチャンピオン企業が、身近に幾つもあることも分かって頂けたものと思います。そうしましたら今度は、そのうちの一社について、どのような製品を扱っているか、思い浮かべてみて頂きたいと思います。そして、その製品と同じ種類の製品を製造・販売している日本企業がないか調べてみて欲しいと思います。恐らく、同種同類の製品を出している日本企業があるのではないかと思います。その日本企業のホームページに行ってみると、その会社がどのように海外事業を展開しているか分かります。海外事業に関して比べてみると、恐らく、同じ製品を扱っていても、ドイツ企業がこれで、日本企業はこれか、という程の大きな差があるのではないかと思います。

6/06/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い③ <ドイツの隠れたチャンピオン企業について>

こんにちは。公認会計士の山本です。

海外で、現地企業・現地消費者に買ってもらうには
ところで、グローバルニッチトップになる、ということは、世界中で自社製品を買ってもらうことを意味します。では、どのような時に人は、外国企業の製品を買うでしょうか? 若し、同じような製品が外国企業と自国企業の双方から購入できるとするなら、多くの場合、人は自国企業の製品を選ぶのではないかと思います。

6/04/2020

日本の「グローバルニッチトップ企業」とドイツの「隠れたチャンピオン企業」の違い② <日本のグローバルニッチトップ企業とは?>

こんにちは。公認会計士の山本です。

日本のグローバルニッチトップ企業を数字で見てみると  
日本の「グローバルニッチトップ企業」とはどのような企業でしょうか? 言うまでもなく、特定のニッチな市場で、世界トップ、若しくはそれに次ぐようなシェアを獲得している企業です。ただ、それだけでは、具体的なイメージが湧きづらいと思いますので、昨年の6月に経済産業省が出した「グローバルニッチトップ企業の5年後の現状と課題」という報告を見ていきたいと思います。この報告は、2014年に「グローバルニッチトップ企業100選」として選ばれた企業の5年後の状況を追跡フォローしたものです。