こんにちは。公認会計士の山本です。
長年、中堅以下の規模のドイツ語圏の企業の日本子会社の会計監査をしてきて思うことなのですが、同じ規模の日本企業と比べると、ドイツ語圏の企業の方が圧倒的に多くの海外拠点を持っているように思います。
で、この違いがどこから生まれるのか、と言えば、私は進出コストの差と考えています。日本企業も、ドイツ語圏の企業も、モノづくりに拘る点では通じるものがありますが、海外進出のコストという点に関しては、ドイツ語圏の企業の方が圧倒的に低い、というのが実感です。
どんなに良いモノを作っても、モノが独りで、それを必要とする人のところまで、歩いて行ってくれる訳ではありませんので、日本企業には、デリバリーコスト(=海外進出コスト)を低く済ませる方法についても、考えて頂きたいな、と思えてしまいます。