5/19/2020

「妻への家路」(原題「帰来」)を見ました。

こんにちは。公認会計士の山本です。

U-Nextで、中国映画「妻への家路」(原題「帰来」)を見ました。
私の中国語は、90年代を最後に霞んでいく一方なので、
自分の理解が正しいのか、自信はありませんが、
原題の「帰来」という言葉は、
その後に「了」が付けば、
「帰って来たよ」となり、
ハッピーエンドになると思うのですが、
実際は「了」がないので、
自分の元いた場所に戻りたいのに、
戻れないことを言っていて、
それは、病気になり、夫のことが分からなくなってしまった妻だけではなく、
夫も、娘も、皆、そうであって、
その背景が文革なだけに、
よくもまあ、こんな映画が、
大陸で作ることが出来たものだ、と思ってしまいました。
学生の頃、文革を経験した中国の人に、
その頃のことをインタビューさせてもらっていたことがあったのですが、
その中の一人の人が、
一番辛かったのは、
学校に行けないことでも、
農作業に従事しなければならなかったことでもなく、
先がどうなるか見えなかったことだった、と、
淡々と語っていたのが、とても印象に残っているのですが、
この映画を見ながら、そのことを思い出していました。